「うん。」


私は龍矢から、身体を離した。


そしたら、逆にぎゅってされた。


「龍矢?」


「まったく。変な電話かけてきて。」


「ごめん。」


「で?あいつとは、どこで会ったんだ?」


「えっ?お母さんのお墓に行く前。」


「まさか、一緒に行ってないだろうな?」


「それは・・・ねっ?」


「バカ野郎。男と二人で行動するやつがどこにいる!」


「だって・・りょー君、お母さんのことも知ってるし。」


「しょうがないやつ。今回は許す。」


「うん。」


「次からは俺以外の男と二人になるなよ?」