「寝ちゃってたパターン多いな…」

あんまり早く寝たせいか、目覚めたのは深夜二時。

真っ暗な部屋を明るくすべく、明かりを点けた。

「敦志……」

……って…

何名前口走ってんだーーー!!!

まるで恋する乙女じゃんか!



……ああ、そうか。

乙女、じゃなくても。

恋するって、こういう事なのか。



物思いにふけっていたら、携帯が…鳴った。

ディスプレイに写る文字を見て、重大な事を思い出した。