メールが来る。
走る。
敦志がいる。
…あの女もいる。
くそー!
いてくれるのは敦志だけで十二分だっ!
「あっちゃ〜ん」
甘い声で迫る女に、困った顔を背ける敦志。
「敦志っ」
「美香…ゴメン、捕まっ…」
「今日はあたしと帰ろーよ、あっちゃん」
「いや、愛…」
「冷たくするの?!小さい頃からの一番の仲良しに?!」
わざと‘小さい頃に’を強調してやがる。
ここは引くわけにいかない。
目には目を!
人には人を!
攻めには攻めを!って事で。
「敦志」
敦志の顔は困惑に満ちている。
「あっちゃん、たまにはいいじゃん!」
……こんな事が続いて…
三週間。