「…陽太君は何も…してッない…よ」


「ただ…私がッ泣いてただけだもッん…

陽太君…ッには関係ないじゃない!!」


また腕を振り払って歩き出そうとしたら…

…グイッ…


急に腕を引っ張られたから…陽太君の胸に飛び込む形になった…

『俺にとっては…関係あるんだよ!!

好きな子が泣いてたら…゛どうして泣いてるんだろ″って気になるし

好きな子が笑ってたらこっちまで笑顔になれる、
だから俺には関係ないなんて言うんじゃねぇよ!!!』


抱きしめる力が強まった…

「でも…じゃあなんで女の子とキスしてたの!?」


『はッ!?俺キスなんてしてないし』