郁人の死から1ヶ月経っても、心は放心状態のままだった。
それからしばらくした頃、2月も半ばを過ぎたある日、心が教室にいないことに気付いた美紗達がいた。
「心は?!」
思い当たる場所はひとつしかなかった。
…屋上…。
美紗達は必死に屋上までの階段を駈け登った。
「心!!」
屋上の扉を開けて、心を見つけて走る。
美紗達が走るよりも心が落ちる方が早かった。
「心ーっ!!」
美紗達が心のいた場所に着いた時、心はもういなかった。
下では生徒のざわめき。
先生が救急車を呼んで、隊員が心を運ぶ。
美紗達はそのままタクシーで病院へ行った。
着いた時には緊急手術が行われていた。
手術室の前で待っていると、心の両親が駆け付けた。
しばらくすると手術中の灯が消え、扉が開いた。
「心は?!」
美紗は医者の両腕をつかみ、問詰めた。
医者は静かに答えた。
「残念ですが…。」
その言葉を聞いて美紗達は手術室に駆け込んだ。
手術台の上には、体中傷だらけで、管にたくさん繋がれた心がいた。
「心ーっ!!」
それからしばらくした頃、2月も半ばを過ぎたある日、心が教室にいないことに気付いた美紗達がいた。
「心は?!」
思い当たる場所はひとつしかなかった。
…屋上…。
美紗達は必死に屋上までの階段を駈け登った。
「心!!」
屋上の扉を開けて、心を見つけて走る。
美紗達が走るよりも心が落ちる方が早かった。
「心ーっ!!」
美紗達が心のいた場所に着いた時、心はもういなかった。
下では生徒のざわめき。
先生が救急車を呼んで、隊員が心を運ぶ。
美紗達はそのままタクシーで病院へ行った。
着いた時には緊急手術が行われていた。
手術室の前で待っていると、心の両親が駆け付けた。
しばらくすると手術中の灯が消え、扉が開いた。
「心は?!」
美紗は医者の両腕をつかみ、問詰めた。
医者は静かに答えた。
「残念ですが…。」
その言葉を聞いて美紗達は手術室に駆け込んだ。
手術台の上には、体中傷だらけで、管にたくさん繋がれた心がいた。
「心ーっ!!」