心は読み終えると手紙を持ったまま走り出した。

心は郁人の家に来た。

「すいません、郁人は…。」

「あの子ならいませんけど…。」

「そうですか…。」

「あっ…学校…!!」

心は学校へ向かって走った。

心と郁人はよく2人で屋上にいたからもしかしたら郁人は屋上に行ったのかもしれない。

でも、何のために?

「まさか…!!」

心の頭に嫌な予感が走った。

学校に着いて上を見上げると屋上に郁人が立っていた。

「郁人っ!!」

心が叫ぶのが早いか郁人が落ちるのが早いか…。

「郁人ーっ!!」

心は上から落ちてきた郁人を見て叫んだ。

すぐに倒れた郁人から血が広がった。

「いやあーっ!!」