「みんな、ありがとう!!でも凌生、これ2枚しかないよ?」

「大賀と行ってこいよ。」

凌生がそう言うと美紗と凌空も口元を緩ませた。

夕方になり、美紗が言った。

「そろそろ帰ろっか。」

凌空と凌生も立ち上がり、3人は帰っていった。

心と郁人は心の両親のいる居間へと行った。

「お父さん、お母さん、今夜郁人泊めてもいい?」

両親は一瞬うろたえた。

すると心の母親が言った。

「今日は心の誕生日だもの。お母さんたちからのプレゼントよ。」

父親は郁人に言った。

「心は君を選んだんだ。」

2人は心の部屋へ戻った。