「心っ?!」

その時、医師や看護士が色々な器具を持って病室に入ってきた。

「みなさん、下がってください。」

医師はそう告げると看護士に言って、美紗達を部屋の外に出した。

「こころ…しんじゃったの…?」

美紗の声に美紗の母親は答える。

「心ちゃんは死んでない。必ずお医者様が治してくれるわ。」

私達は待合室でひたすら待っていた。