30分後に部屋のチャイムが鳴った。
ドアを開けると健太郎のはにかんだ笑顔…と大量の荷物…?
「健太郎…その荷物は?」
一先ず、健太郎を部屋に入れた。
部屋に健太郎の荷物を入れると狭く感じる。
「真理ちゃん!お願いします!!」
健太郎は顔の前で手のひらを合わせる。
「俺が住んでるアパートな…何かバイト仲間の溜まり場で…夜中騒いじゃったら大家に怒られて…昨日10回目の注意をされた時に出てってくれって言われちゃった…」
シュンとする健太郎。
「行く所…考えたら真理ちゃん所に居たいって思って…ダメ?」
捨てられた子犬みたいな顔をする健太郎。
NOと言えない私。