「てか、あたしが思うに真理が思ってる事、我が儘とは思わないよ?」
「え?」
「普通じゃん?自分の時間が欲しいって。むしろさ、彼と同棲し始めてから真理のタイムスケジュールが狂ってきてんだし。必然的な同棲生活ってわけでもないんだしさ。」
「まぁ…ね…」
「それよりさ、何か今日元気なさ過ぎだから!」
美保がコーヒーを一口飲んで言った。
「ん〜…何かさ、一緒に住んでる割りにはすれ違いが多くて…」
「そりゃぁ、アンタは普通のOLで彼はフリーターなわけですれ違いは避けられないんじゃん?」
確かにそうだ。
美保の意見は最もだった。
でも、何か同棲を始めてから健太郎は出掛ける約束の日とかバイトになる事が多くなっていた。