「あっえっとお兄ちゃんからの手紙なんです。その、私友達いないので、たくさんの友達がいてひとり暮らししても寂しくないお兄ちゃんが羨ましいんです。久しぶりに朝お兄ちゃんから手紙が来てどうしても早く読みたかったんです...」



恥ずかしそうに言うあの子は

照れ笑いをした



とっても綺麗に笑った






「えっと私も聞いていいですか?」



「あぁそうだったね」


忘れていた

すっかり思考が停止していた



それにしてもなんだろう

あの子か私に聞くことって...?











「もう絵描かないんですか?」