“あぁ〜死ねばいいのに”

屋上に湿気を帯びた風が吹き渡る。
ここから見えるのは田舎な風景。
広がる田んぼ。

屋上はいることは別に問題ない。

ただ規制されていないと高校生は入らない。

だからここにいるのは私ひとり。




誰が死ねばいいというわけじゃない。

ただ死ねばいいのにって思っただけ。




『きぃ...』

錆びたドアが開いた音がした。