「てめぇ殺す」

こう宣言した瞬間、私は慎に殴りかかった。



「待てよって」



「調子のんじゃねぇよバカが」




久々にムカついた。




慎様といった一言に、こんなに感情をむき出しにすると思わなかった。


「芽依だめだってば」



羽奈が止めようとするが、私は聞こえていなかった。