「皐月じゃなくたっていい、カミレンロボでも、レディでも、ガルダストでも、レッドでも、ブラックでもイエローでもいい・・・そいつら、誰かにお前は勝てるのかよ!?」


 特殊スーツもない、特殊な武器もない。


 ましてやロボットすら持ってない。


 そんな、お前がこの中の誰かに勝てるとでもいうかよ?


「そんなの・・・やってみなくちゃ・・・。」


「分かるさ!なんだよ?向こうの世界は、こっちの世界とはワケが違うんだぞ。宇宙服着て戦ったことあるのか?お前?地球上以外の環境で戦ったことあるのか?お前?」


 所詮、由良は人間だ。


 俺と何一つ代わらない人間だ。


 宇宙では息は出来ないし、異世界でその身体が保っていられるかどうかも分からない。


 役立たずなんだよ!


 とっとと尻尾巻いて逃げろよ!!


 頼むから・・・・・逃げて・・・くれよ・・・・。