「あったこれ!」

慶は目当ての香水を
見つけたらしい

「お前それなんだあ
 俺これ!」

逸斗が指差したのは

Blue Lover だった

「雅!逸斗君がBlue Lover
 使ってるって」

綾音はずっと
見てたみたい
二人の行動を

「よ~し聞いてみよ」

そういうと逸斗君のとこに
一人で歩いていった

『待ってよ』

あたしは後ろを追い掛けた