「簡単に言うとですね。芸能事務所に所属している者が住みます。私はそのマネージャーで古川と申します。」



「えぇえ!!!芸能人ですか!?芸能人がうちの隣に住むんですか!?」



じゃあさっきの怪しい人って

なるほど、芸能人だから
帽子を深く被ってたのか。

納得。


「その人って誰ですか?結構有名な方ですよね?」


帽子深く被ってたもんね。
ばれたくないって事は
有名な人のハズ 。


「残念ながら私の口からお教えすることは出来ないのです。事務所的にNGというか…」


すみません。

と付け加えた。


「あと、お願いがあるのですが、ここに芸能人が住んでいるということは出来るだけ内密にしていただけますか?」



「あ、はっはいもちろんです。ないしょにします。」


「ありがとうございます。それでは私はこれで失礼します。」



またまたニコッと笑って、
古川さんは帰っていった。