ぴーんぽーん ♪






うちの部屋のチャイムが鳴り、
驚いて体がびくっとする。





まさか 隣の……。






恐る恐るドアを開けてみると
人の良さそうなおじさんが
立っていた。




は 。違った。疑ってごめんなさいおじさま。




「どうもこんにちは、昨日隣に越して来た城川と申します。今後よろしくお願いします。」



にかっと笑って、おじさんは包装紙に包まれた箱をくれた。



「あ、どうもこちらこそ!


あの!あなたが一人で住むんですか!?」



さっきの怪しい男と知り合いかな。調べとかなきゃ!



「いえ、私が住むのではなく、私がマネージメントしている者が住みます。」













は ?






「あの、どういうことですか?」




ぽかんと口を開けた私に、
おじさんはクスクス笑いながら優しく答えた。