………



「ありがとうございます。」



案外いい人だなスパイさん。
私は先に降りて、自分の部屋に向かう。

彼が後ろからついてきてる。


まぁそりゃ隣の部屋だしね。

お昼のときみたいな恐怖は
全くない。




だってスパイの人だもんね。



ん?スパイの人………。?


あの映画にでてたスパイの人。

あの映画………………!!




私はサッと振り返り
彼の元へ近寄った。



「あのっスパイさん!スパイさんて加宮准君のお友達さんですか!?」