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「単刀直入に申し上げますと、私の主人の〝隠れボディーガード〟になって欲しいのです。」
目の前にいる涼風さんの表情が読めない...。
...どういうこと...?
話を聞くと、どうやら涼風さんの仕えている人は、お金持ちの〝お坊ちゃま〟らしい。
「お坊ちゃまは大変素晴らしくて、学力は申し分なく...」
...こんな感じで語り続ける涼風さんに本題はまだかと訊くのは、...かなり気まずい。
まあ、最初の堅苦しい雰囲気と比べるとこっちの方がマシだけれど...。
...涼風さんって、イメージと違って大分過保護なんだな...。

