腹黒王子は隠れボディーガードを無自覚に偏愛する。



気づいたら、頭より先に身体が動いていた。


叩こうとした腕を掴む。



「探したよ。百瀬さん」

「えっ、東条さん...?」



何だよ、その意外そうな顔は。

何が言いたいんだ。



「と、東条さまっ...」



__青ざめるなら、やらなければいいのに。



「東条様、これには訳があるのです...!」


...こいつがリーダーか。


言い訳とか、どうでもいいんだけどなぁ...。

ちょっと腹立つけど、....。


まあ、今度でいっか。