アンセムが図書館に入ると、騒がしい声が聞こえてきた。
反射的に耳の機能をシャットダウンするアンセム。
見なくてもわかる。シンだ。
しかし、カウンターの側まで来ると、シンの会話の相手がナミルであることがわかった。
「こんにちは。カイさん。来ましたよ」
「おお、アンセム。悪いなぁ」
今日はカイに仕事を頼まれているのである。
「珍しい組み合わせですね」
「そうだな。やかましいことこの上ない組み合わせだ」
うんざりした顔のカイ。
しかし追い出さないのだから、許容しているのだろう。
「とりあえず中に入ってくれ」
カイはアンセムを招き入れると、カウンターに作業中の札を出し、2人で奥の部屋に入った。
「ま、座れ」
「はい」
「今日は前の続きをしてもらおうと思ってる。貸し出しの集計から分析して欲しい。内容は…」
カイはメモを渡して事細かに説明した。
「大丈夫そうか?」
「はい。途中不明な点があれば、その都度カイさんに聞きます」
「ああ。じゃ、よろしくな」
と言って、カイは席を立とうとしたが、思い改まって再び座る。
反射的に耳の機能をシャットダウンするアンセム。
見なくてもわかる。シンだ。
しかし、カウンターの側まで来ると、シンの会話の相手がナミルであることがわかった。
「こんにちは。カイさん。来ましたよ」
「おお、アンセム。悪いなぁ」
今日はカイに仕事を頼まれているのである。
「珍しい組み合わせですね」
「そうだな。やかましいことこの上ない組み合わせだ」
うんざりした顔のカイ。
しかし追い出さないのだから、許容しているのだろう。
「とりあえず中に入ってくれ」
カイはアンセムを招き入れると、カウンターに作業中の札を出し、2人で奥の部屋に入った。
「ま、座れ」
「はい」
「今日は前の続きをしてもらおうと思ってる。貸し出しの集計から分析して欲しい。内容は…」
カイはメモを渡して事細かに説明した。
「大丈夫そうか?」
「はい。途中不明な点があれば、その都度カイさんに聞きます」
「ああ。じゃ、よろしくな」
と言って、カイは席を立とうとしたが、思い改まって再び座る。



