ナミルは本を返却するするために図書館へ来ていた。
先日シンが選んだ本だ。本当にわかりやすくて、今までかかっていた霞が晴れたような気持ちだった。
(イヤなヤツだけど、頭はめちゃくちゃいいのよね)
妙に感心してしまうナミルである。
生物学の授業で出た課題は、この本のお陰で何とか1人で取り組めている。
今日は、その課題の仕上げも図書館でしてしまおうと思っていた。
カイに本を返却して、テーブルに課題を広げる。
そして、もう少し突っ込んで知りたい場所を再度チェックした。
ナミルがそれを調べるための本を探そうと席を立つと、調度シンが図書館に入ってきた。
何やら重そうな袋を持っている。
少し気になったが、とくに話しかけることもなく、図書コーナーに向かった。
シンは図書館に入ると、ナミルがいることにすぐ気付いた。
とりあえず、この重たい本を返却してしまおうと、カウンターへ行く。
「どうも。お願いします」
一応カイへの礼儀は通すことにした。
カイはシンを一瞥して本を受け取り処理をする。
「よし。いいぞ」
そう言われて、シンはすぐにその場を離れ、図書コーナーに向かった。
シンにも課題が出ていた。
必要な本を借りてサクっと終わらせる気だったが、テラスが来るかもしれないと思い直す。
予定を変更し、シンは図書館で読書することに決めた。
先日シンが選んだ本だ。本当にわかりやすくて、今までかかっていた霞が晴れたような気持ちだった。
(イヤなヤツだけど、頭はめちゃくちゃいいのよね)
妙に感心してしまうナミルである。
生物学の授業で出た課題は、この本のお陰で何とか1人で取り組めている。
今日は、その課題の仕上げも図書館でしてしまおうと思っていた。
カイに本を返却して、テーブルに課題を広げる。
そして、もう少し突っ込んで知りたい場所を再度チェックした。
ナミルがそれを調べるための本を探そうと席を立つと、調度シンが図書館に入ってきた。
何やら重そうな袋を持っている。
少し気になったが、とくに話しかけることもなく、図書コーナーに向かった。
シンは図書館に入ると、ナミルがいることにすぐ気付いた。
とりあえず、この重たい本を返却してしまおうと、カウンターへ行く。
「どうも。お願いします」
一応カイへの礼儀は通すことにした。
カイはシンを一瞥して本を受け取り処理をする。
「よし。いいぞ」
そう言われて、シンはすぐにその場を離れ、図書コーナーに向かった。
シンにも課題が出ていた。
必要な本を借りてサクっと終わらせる気だったが、テラスが来るかもしれないと思い直す。
予定を変更し、シンは図書館で読書することに決めた。



