−−−−ギュッ−−−−




無言でアタシを抱きしめてくる仁君。

アタシは…

アタシは…



突然の事に驚きながらも、タバコの匂いがする仁君のトレーナーに顔を埋めて…


目を閉じて…


仁君の腰に手を回した…


こんなドキドキするシチュエーションの中…



−−−『仁君のウエスト…絶対アタシより細い↓痩せなきゃ。』−−−



冷静に考えてるアタシが居た。


仁;…携帯とアドレス…聞いてもいいかな?

アタシを抱きしめたまま、そう聞いてきた。


あきな;…うん。仁君のも…教えて…ね


話し終わるか終わらないかのうちに、

−−−−−バンッ−−−−−

部屋のドアが勢い良く開き、
抱き合ってたアタシ達を直撃した。