嬉しかった気持ちが


一気に冷めて、怒りへと変わる。


『彼女が可哀相』


よく言えたもんだ。


仁君も女達が買ったものを、よくアタシに渡せたものだ…。


『1人にしてごめんな。』


思ってもなかったくせにね,


ちょっと感動しちゃったじゃん…。


あきな;…ぁりがとうって言ってて…。


仁君は、おぅ!!とだけ返事をして、山のような洗濯物を出している。


あきな;…ねぇ,アタシが捨てたコンドーム知らない?


一瞬だけ手を止めて、振り返りもせずに


仁;しらない…。自分で使ったんじゃん??


それだけ言って、黙々と作業を続けた。


アタシも、返す言葉も見つからなくて
何も言わずにまた布団に入った