2人でシングルベッドに横になり…


だんだん明るくなり始める中、


眠りについた。


昼近くに起きて、仁君はコンビニでお弁当を買って来てくれ…


2人で食べる…。


今日からしばらく会えないのに、会話もなく…


黙々と…。


出掛ける用意を整えた仁君は、


仁;行ってきます,浮気すんなよ!


そしてアタシにキスをした。


あきな;そっくりそのまま、返すよ。


フッと…アタシの好きな笑顔で『じゃあ…』と片手を挙げて出掛けて行った…



と思ったら、玄関のドアを開け,


仁;大事なこと忘れてた!お願いしてた金,貸して!!


情けなくて涙が出そうになりながら…


財布から1万円を取り出して投げるように渡す…。


仁;サンキュ☆じゃな!


…手術のお金も全額アタシが出したのに…


2対2とは言え、女と出掛ける金まで貸さなきゃいけなくて…


部屋に戻ってゴミ箱を見ると案の定…


昨日投げたコンドームの箱が見当たらなかった…。