あきな;納得は出来ないよ…。アタシが同じ事をして、仁君は許せる?


仁;…友達…ならな?


あきな;本当に??


仁;……無理だぁ……。


あきな;無理って言ってくれるだけ、愛されててよかった。


仁;愛してるよ


あきな;嘘臭い(笑)


仁;…ごめん。


あきな;…何について、ごめん?思い当たる節がありすぎて、いくら言われても足りない。


仁;全部だよ。


あきな;明日からの旅行も?


仁;それは心配いらないから、ごめんに入らない。


あきな;ハックショーン!!!


仁;でっけぇクシャミ!クシュンとか可愛いの出来ない訳?(笑)


あきな;あんなの漫画だよ!!


仁;でも冷えて来たかな?手術後だし…ゆっくりやすまなきゃな…。帰ろう?


そう言って仁君は手を出して来た。


手を繋いで歩くのが嫌いな仁君…。心の変化?後ろめたさから?


…どっちでもいい…


アタシは仁君の手をとって…


目の前の通りをタクシーが通るのを待って居た。