ケモノ男子~ある日突然もふもふだった動物たちがイケメン男子になりました!?



「できたっ!私の小説2作目!」


 私とみんなとのにぎやかな日常をえがいた小説。


ついに完成!




 放課後、教室で小説を書いていたんだけど、今日はすみれだけじゃなくて、ゆきにそら、あかねまでいてくれていた。


 おのおの好きに過ごしていたみんなは、私の声にすぐにねぎらいの言葉を口にする。


「おっ!小説書けたのか!!桃花すげーな!」


「桃花ちゃん…っ!お疲れ様っ!」


「桃花、よくがんばったね」


「お疲れ」


 そら、あかね、ゆき、すみれ。


 それぞれが私にやさしい言葉をくれる。


「みんなありがとう!みんなが応援してくれたおかげだよ!」


「まあな!!いいってことよ!」


「いやそらはなにもしてないだろ」


 ばちんとウインクをきめるそらに、すみれがびしっとツッコむ。


「まあまあ」となだめるゆき。


 今回の作品は、前回よりもすっごく楽しく書けた気がする……!


 手探りだった1作目に比べて、こういうものが書きたいな。


 こういうことを伝えたいな、ってことが少しはっきりしたような気がするんだ。


 あとは私の楽しいと好きをたくさんつめた作品になったと思う!!


 楽しく読んでもらえるとうれしいなっ!



「よし!これでOK」


 私はまた新しく書けた小説を、コンテストに応募した。


 この前よりもきっとぜったい、いい結果につながる!


 なぜだかそんな確信があった。