優しい君が好き
嫉妬深い君が好き
素直な君が好き
天邪鬼な君が好き
謙虚な君が好き
我儘な君が好き
どんな君も大好きだからね
キラキラしている
あの子が持っていて
私が持っていないもの
それはきっと
最初から私に必要なかったもの
私は今ある輝きを愛せればいいの
大人が口を揃えて言う
正論に似た理不尽は
時にあなたを苦しめるだけ
どうしても信じられないものは
信じなくていい
そんなものよりも
自分の中の「正しさ」を信じてあげて
また、悪夢を見たの
数少ない幸せが壊れていく夢
汗ばむ目覚めが嫌になるの
夢を見たくない今夜は
眠い目こすって夜明けを待つ
できることは昔より増えたのに
まだ大人になれない
したいことは昔より増えたのに
まだ子供のままでいたい
いっそ、少しくらい縛られる生活でもいいから
あと少し無責任なままでいさせて
最終電車が
私を迎えに来た
だからあえて乗らなかった
最終電車を
私は見送った
どうせ帰る場所は同じなら
明日の朝に任せたっていいじゃない
家に帰りたくない人だっている
友より一人が幸せな人だっている
恋をしたくない人だっている
夢を持たない人だっている
愛よりお金が大事な人だっている
まるで自分だけが正解かのように
押し付けがましく語ってはいけない
強くなりたいけれど
弱いままでもありたい
ずっと守られていたい
もっと愛されてみたい
自分を嫌いになりたくないよ
これ以上
誰からの「好き」も信じられない
全てを疑うことしか出来ない
愛されたい欲は
ずっと同じリズムで
鼓動しているのに