とある平日の昼休み。
私は昴くんと二人で学食にいた。
今日は月に一度の特別メニュー、スペシャルオムライス定食が注文できる日なんだ。
今まで学食に行く機会がなかったし、大好物のオムライスーーそれも、スペシャルバージョンの定食がどんなものか気になって、朝からずっとわくわくしてたんだよね。
眺めのいい場所にある丸テーブルの席に着いて、楽しみにしていたオムライスをスプーンですくおうとしたちょうどそのとき。
「ねー、まひろん。昨日送った動画見た?」
「茉紘ちゃん。僕も瑠夏と一緒にランチいいかな?」
右側から藤崎くんの声が、左側からは御子柴くんの声がして。気づけば二人が私を真ん中に挟むようにして席に座っていた。
「おい見ろよ! あのテーブル……」
「えっ? 総長3人と女子一人ってマジ?」
「どんな組み合わせだよ……?」
注文や雑談でざわついていた学食が、困惑と疑問の声でいっそう騒がしくなっていった。
私は昴くんと二人で学食にいた。
今日は月に一度の特別メニュー、スペシャルオムライス定食が注文できる日なんだ。
今まで学食に行く機会がなかったし、大好物のオムライスーーそれも、スペシャルバージョンの定食がどんなものか気になって、朝からずっとわくわくしてたんだよね。
眺めのいい場所にある丸テーブルの席に着いて、楽しみにしていたオムライスをスプーンですくおうとしたちょうどそのとき。
「ねー、まひろん。昨日送った動画見た?」
「茉紘ちゃん。僕も瑠夏と一緒にランチいいかな?」
右側から藤崎くんの声が、左側からは御子柴くんの声がして。気づけば二人が私を真ん中に挟むようにして席に座っていた。
「おい見ろよ! あのテーブル……」
「えっ? 総長3人と女子一人ってマジ?」
「どんな組み合わせだよ……?」
注文や雑談でざわついていた学食が、困惑と疑問の声でいっそう騒がしくなっていった。


