昴くんって、瞳ちゃんのことを知っているのかな……?
初めての放課後デートから数日がたった今も、その疑問が私の頭から離れない。
名門・乙羽女学院に通うお嬢様の瞳ちゃんと、不良の巣窟の黒崎学園に通う昴くんに接点があるなんて考えられない。
でも、瞳ちゃんの姿を見つめる昴くんの心当たりのあるような表情が、私の記憶にこびりついて離れてくれない。
知りたいなら本人に聞けばいいのに……。自分でもわかっているけれど、何故だか怖くて切り出せないんだ。
今日も聞けずじまいなんだろうな。と、朝からヘタレな自分にため息をつき、がっくりとうなだれたまま廊下を歩いていると。
初めての放課後デートから数日がたった今も、その疑問が私の頭から離れない。
名門・乙羽女学院に通うお嬢様の瞳ちゃんと、不良の巣窟の黒崎学園に通う昴くんに接点があるなんて考えられない。
でも、瞳ちゃんの姿を見つめる昴くんの心当たりのあるような表情が、私の記憶にこびりついて離れてくれない。
知りたいなら本人に聞けばいいのに……。自分でもわかっているけれど、何故だか怖くて切り出せないんだ。
今日も聞けずじまいなんだろうな。と、朝からヘタレな自分にため息をつき、がっくりとうなだれたまま廊下を歩いていると。


