だけど璃南の不安はどんどん増していった。いつもはメールするとすぐメールを返してくれる秀ちゃんから、もう二時間以上もメールがこない…
だけど二回もメールしたら…''ウザイ''とか思われそうだしなぁ。
キンコーンカンコーン…。
あ~ぁ…もうチャイムだょ…。部活だから直接聞くこともできないしなぁ…。
「り~な♪部活行っこっ♪♪」
「愛華ぁ~♪愛華の顔みるとやっぱ落ち着くぅ!」
「そりゃど~も♪笑」
璃南と愛華は部活も同じ。部活はバスケ部。二年だけど三年のバスケ部がいないから部長と副部長。だから部活は休めないんだ…。
ちなみに愛華が部長で璃南が副部長…。
小学生の時から部活はバスケ部入ろ~ね♪
と決めていたからバスケ部に入ったら、三年生はいたけど二年が一人もいなかった。
そして三年生が引退して、二年になったばかりの璃南と愛華が部活と副部長をやることになったらしい。
「一年生~ちゃんと声だしてー」
「「「「「「はーい」」」」」」
愛華と璃南の活躍っぷりは素晴らしかった。バスケ部の男子相手に試合をし、当たり前のように勝つ…。
いつもはふざけている二人だけど部活中は本当に真剣…。
だから部活と遊びの切り替えが出来る、それが二人の素晴らしいことだと思う。