「きゃあ~…先輩っ…かっ…かっこいい!!!!」
「も~あんたはぁ…ほんと先輩LOVEなんだから!」
「愛華もそ~ぢゃん!」
「あたしは愛華とは違って片思いなん…(~♪~♪~♪)」
「あ♪メールだっ!」
「え~?誰からぁ?!」
「秀ちゃんからぁ!」
…いいなぁ。璃南は……。希山先輩と…。はぁ…
「で?なんてメールだよぉ?」
「えっ!…言ってい~のかなぁ~?」
「言っちゃえ言っちゃえ♪」
「ぢゃ!読むよ~♪…えーとねぇ……璃南ーさっきから丸ぎこえだぞ!お前の声も友達の声も…。だってぇ♪」
えぇぇ????丸ぎこえってぇ?先輩達にぃ?そんな声でかかったか?
「愛華ぁ?」
「…ねぇ、璃南ぁ、丸ぎこえってことはさぁ…あたしの話も聞こえたのかなぁ?」
「え??あ、うん!たぶん。」
「まぢやだぁ~~!!!最悪ぅ!璃南のバカぁ~」
「あ!!永戸先輩のことね~♪永戸先輩は今彼女いないし大丈夫だょ♪今度秀ちゃんに紹介してもらおっかぁ?」
「えぇっ?それほんとー?」
「うん♪♪ほんとっ!」
「やったあぁぁ♪」
へへっ♪やっぱ愛華は可愛い~。なんか本当に愛華の恋、叶えてあげたい…!
よしっ!秀ちゃんにお願いするかぁ!
―秀ちゃんぇ―
メールあリがとぉ♪あたしの大好きな秀ちゃんにお願いがあるんだぁぁ!OK?
よしっ。送信!っと……。
~♪~♪~♪~…
あ、秀ちゃんだ!!
―メールさんきゅ。―お願い?俺に出来ることならな!笑

秀ちゃんにしかできないんだょ~♪笑っ

―秀ちゃんぇ―
秀ちゃんにしか出来ないよ~♪♪笑
あのね、秀ちゃんの友達の永戸先輩って今好きな人とかいたりするぅ?
「送信!っと……」

午後の授業中、ずっと秀ちゃんとメールしてた…。だけど、さっきのメールを送ってから返ってこない……。
「どうしたんだろ?秀ちゃん…」
授業は休み時間に入った。いつものように駆け寄ってくる愛華。
まぁ愛華に、いちいち言うことでもないしなぁ……。携帯見てないだけかもだし。