昼食を食べるのは楽しい…だけど、二人の本当の楽しみは食べ終わったあと♪♪…。
「愛華~♪今日も早く食べちゃってよぉ~」
「もぉ~分かってるってばっ♪…あたしだって見たいんだからぁ~」
「あれぇ?愛華さぁん??誰めあてですかぁぁ~?!あ?もしかしてぇ?…」
…「違う!絶対ありえん!あれは璃南の大事な彼氏さんだから好きになんないょ~♪」
「ぢゃあ誰だぁ~?…白状しろ~!!」
「…璃南は親友だから言っちゃうかぁ。」
「そ~だ!言っちゃえ~♪」
「…永戸先輩」
「え~??永戸先輩ぃ?…秀ちゃんと仲良しのぉ?」
「そ~♪永戸先輩っ!!」
「超意外だなぁ…っ」
あんたに言われたくねぇッ!
…あ!やばっ…秀ちゃんのサッカー見れなくなっちゃう。
「愛華!…詳しいことは、後でたっぷり聞いてあげるから急いでっ…」
「うん♪あたしも永戸先輩みたいし!」
あたし、篠山璃南は三年の、秀ちゃんこと希山秀一の彼女です♪
(自慢かよっ!笑)
もちろん、あたしから好きになりました♪
一年の時、たまたまグラウンドを通ったら、秀ちゃんがサッカーやってるとこ見掛けて…。本当に、なんかあん時は、その姿に吸い込まれてったなぁ♪…
それから、愛華に頼んで、毎日昼休みに見に行ってたんだ。
そしたらいきなり秀ちゃんから声掛けられてねー…そんときは、もうドッキドキだった。
いつもあたしが見てたこと知ってたみたいでね、「いつも見ててくれてありがとっ!」
そう言って笑った秀ちゃんがいままでで一番可愛かったかもなぁ。