淡い金色の光を纏い、その噴水は存在した。





噴水といっても、地に水を囲ってあるわけではなく、流れ出す水はその下に泉をつくる。




最も不思議なのは、水が湧き出る噴水そのものだ。


何で支えられているのか、それは宙に浮かび、どこから湧いているのか、それはとめどなく流れ落ちる。








その源流は神のおわす場所に他ならないだろう。




誰も確認しようとしたものがいないため、その根元は確ではない。






しかし、まか不思議なこの噴水をみる限り、神にしか成し得ない技のように思えた。