当たり前じゃん、と笑うkeiさん。


頭ではぼんやりと、悠さんのことを思っていた。なんでだろ…



「結衣、聞いてる?」

「え、あ、うん」

「うそ。聞いてなかった」

「…ごめん、聞いてなかった」

「やっぱり」

「帰りのバス、混んでて。ちょっと疲れちゃった」

「そっか、帰ってすぐ電話しちゃったもんね。またメールするから今日は休んで」

「ごめん、そうするね」



keiさんは、優しい。

その優しさは、本物か。嘘か。





私は何をかんがえてるんだ。