泣きたい夜の恋物語

「キスってどんな味だと思う?」

君が不意にそんなことを聞いてきた。

「え?何、急に。分かんないよ」

驚いて、そう返してみる。

「まだしたことない?」

少しからかうように言う君。

「う…うん、?」

私がそう答えた、瞬間。

「じゃあ、二人で確かめてみよっか」

柔らかい感触が唇に触れ、甘い春の香りが部屋を包んでいた。
目線でまた君を追って

snsを開いて君を追って

絶対に届かないこの距離を埋めたくて

また今日も大好きな君の背中を

追いかけてる。
君以外の人のことを

かっこいいって褒めたら

君が、すねた。

お互いに両思いだって気づいてるのに

お互いに「好き」の一言がまだ言えない。

もどかしくて、切なくて、少し甘くて
生徒会長をしてる真面目な君

「行動力がある人は好印象だ」

なんて言うから

そんな言葉を真に受けて、馬鹿なフリして

言ってやろーかな、、好きってさ
恋のキューピッド

あなたが本当にいるのなら

私の恋心に矢を打つ前に

彼のハートを早くしとめてきてよ
もうすぐ、夜明けが来る

今日もまた恋に悩んで

あなたの仕草一つ一つに心奪われて

眠る前には静かに涙を流す毎日

それでもいい

愛する人がいることの幸せを

私は今日も噛み締めている

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