二次元の君に恋をした
画面を開けばすぐに会える君
何度でも同じ瞬間を巻き戻せる君
体温に触れられないのは少し寂しいけれど
今日も私はきらめく君に恋をするのです
耳が聞こえない君に
なんて言葉で
どんな言葉で
愛を伝えられるだろう
私を優しく見つめる君の手を取り
何度も「好き」とささやきながら
その手のひらを指でなぞって文字を伝える
目には見えない“あいしてる”
卒業したら会えなくなってしまうのかな
その前に告白しておいた方がいいのかな
でも、なんだか記念告白みたいで寂しいな
ずっと本気で想い続けたこの気持ちは
卒業記念に伝えるようなものじゃなくて
心からちゃんと言わなきゃいけないものだから。
待ってて、ちゃんと、卒業前に
伝えに行くから。
私の初めては全部君だった。
初恋、初キス、初デート…その先も。
そして
私が初めてお別れする相手。
さよなら、ずっと愛してた人。
さよなら、私の初めてを全部愛してくれた人。
「キスってどんな味だと思う?」
君が不意にそんなことを聞いてきた。
「え?何、急に。分かんないよ」
驚いて、そう返してみる。
「まだしたことない?」
少しからかうように言う君。
「う…うん、?」
私がそう答えた、瞬間。
「じゃあ、二人で確かめてみよっか」
柔らかい感触が唇に触れ、甘い春の香りが部屋を包んでいた。
目線でまた君を追って
snsを開いて君を追って
絶対に届かないこの距離を埋めたくて
また今日も大好きな君の背中を
追いかけてる。
君以外の人のことを
かっこいいって褒めたら
君が、すねた。
お互いに両思いだって気づいてるのに
お互いに「好き」の一言がまだ言えない。
もどかしくて、切なくて、少し甘くて
生徒会長をしてる真面目な君
「行動力がある人は好印象だ」
なんて言うから
そんな言葉を真に受けて、馬鹿なフリして
言ってやろーかな、、好きってさ
恋のキューピッド
あなたが本当にいるのなら
私の恋心に矢を打つ前に
彼のハートを早くしとめてきてよ