泣きたい夜の恋物語

「女は○○だよなとか決めつけないで」

って言う私が

「男って浮気する生き物だよね」とか

決めつけていちゃダメだよね。

浮気をしたのは「君」なんだから

「男」じゃなくて「君」をこの手で始末しなきゃね。
君は私の友達

君の彼女も私の友達

どっちも大切な友達だから

私が入るスキなんてなくて

私が言える「スキ」なんてなくて

今日も二人を応援するふりをして

密かに恋を押し殺す。
君に言った言葉一つ

君に取った行動一つ

本当に間違ってなかったかなって

怖くて不安で、また後悔して…

女の子って恋をすると

いつもより弱くなってしまうもの。
私がときめいているのに気づかずに

眩しい笑顔を向ける君

ずるいよ。

私がヤキモチ妬いてるの気づかずに

他の子と仲良くする君

ずるいよ。

私が君を好きなこと、気づいてるのに

期待させるようなことばっか言う君

ほんとに、ずるいよ。
朝の光が顔を出し始めている

そろそろ君に会える時間

でもこのまま、会わないまま

ずっと夜だったらいいのになんて、思ったり。

君に会うと終わりが必ず来ちゃうから

楽しみな気持ちのまま、君を想っていたい。
ねえ、そんなに何度も時計を見ないで

私と別れる時間が惜しいってこと?

それとも

早く別れる時間が来ないか待ってるってこと?

君のことが好きで好きで好きなほど

私、悪い方に考えちゃうよ。
「月が綺麗ですね」って

「愛しています」って意味なんだって。

でも、君は不器用で

「好き」すら上手く言えない。

だから

何も言わずに私を抱きしめて

言葉より温かい君をちょうだい。
私、「運命の出会い」って

何のことかやっと分かったよ。

まさかの瞬間に「運命の人」と出会うこと、

じゃなくて

すぐ側にいる「運命の人」に気づくこと。
朝焼け空

昼の青空

夕焼け空

星降る夜空

白い曇り空

灰色の雨空

雨上がりの虹

今日も、私の恋はいろんな色に染まってゆく。