君と私
二人だけの世界なら
君は私しか見えないのに
知ってる?
何十億人いる世界の中でも
私は君しか見えていないんだよ
君が落としたハンカチ
私が拾ってあげた四月
それが全ての始まり
今では毎日のように
恋に落としてくる君
寂しい夜
君に電話をかけてみる
「どした、何かあった?」って
別に話したいことはないの
ただ君の声を聴きたかったの
「一目惚れ」は一瞬の恋
「結婚」は一番の夢
「愛」は一番の証
ねえ、見て。
君のためにオシャレしたんだよ
君のために可愛くしたんだよ
だからお願い
あの子じゃなくて
私を見てよ
同じ教室の中
友達との会話に夢中になっている
そんなふりをして
たまに目が合う休み時間
あの日の私に一つ言えるなら
なんて伝えよう
「嫉妬しすぎちゃだめだよ」
「信じすぎちゃだめだよ」
ううん、きっと最初から間違ってた
「好きになっちゃだめだよ」
君のことを考えると
眠れないよ
考えるのをやめようとするほど
余計に君の声が聴こえて
苦しいんだよ
お願い、私だけのものになって
あの日の帰り道に繋いだ手が
温かくて、愛しくて、優しくて
これ以上好きになるのが怖くなるよ。
今はもう繋げないこの手は
冷たくて、寂しくて、空っぽで
これ以上忘れられないのが嫌になるよ。