あの日…


貴方の幸せを願ったあの日…




貴方は兄貴と貴方の幸せについて

話していたんだね







「まだ…好きだよ。」

「だよな…あんなに仲良くて…」

「だけどね、別れたんだ。」

「え?」

「パーティーの前に別れてたの。」



「辛くない??」

「薫が好き。すごく…好き。今も大好きだよ!だけどね、もっと大切な人が出来たの…」



「そっか。どんな奴だよ?」


「雄也の弟だよ。」


「そっか。……えぇー!!って冗談だろ(笑)」

「……」



「…えっ……ちひろ…本気で言ってんのかよ??」

「ねぇ…どう思う?」


「どうって……」




















俺の強がりは
ほんとになったんだ




















貴方の幸せが

















こんな所にあったなんて
まだ信じられないけど














貴方の幸せを




強く強く願うから






















貴方の幸せには













俺も触れていたい




そう思うよ