──貴方に伝えたかった、たった一言。

あとがき

この度は、「貴方に伝えたかった、たった一言。」を読んでくださって、ありがとうございます。

この小説は、名前や、場所、日にちなどに、こだわって書きました。

全て説明すると大変なので、今回は二つほど、紹介したいと思います。

まず織り姫と彦星を知っているでしょうか？

よく子供の頃に読まれた方もいると思います。

織り姫と彦星はお互いの恋に気づき、付き合うのですが、恋に夢中になりすぎて仕事を放棄し、神様に、年に一度しか会えないようにされ、天の川を通って二人が会うのは、一年に一度だけ……という話がありますよね。

この時に、名前に注目して欲しいのですが、織り姫（おりひめ）と樋目野（ひめの）と言う二人の名前があるのですが、同じ『ひめ』という文字があるんですよね。

そして、彦星（ひこぼし）と星（せい）。

こちらは漢字が、同じですよね。

これが意味するのは、『いつか別れてしまう二人』という意味です。

人は誰しも、別れは必ず来ます。

当たり前なのかも知れませんが、その『当たり前』をしっかり、表現してみました。