あたしが教室に入ろうとしたとき、後ろから声が聞こえた。
『あたし・・・宇都宮くんのこと、ずっと好きでした・・・。付き合ってくれませんか??』

わお☆ また龍君、告白されてる・・・。
龍君とは、同い年の幼なじみだ。

『えっと・・・ゴメンね。俺、好きな子いるから・・・』
『あ・・。分かりました・・・。お話聞いてくれてありがとうございます。』

あ~。また、振ってるよ・・・
龍君はどんな美人が告白してきても、絶対断ってる。
その理由は、いつも『好きな子がいるから・・。』だ。