翌朝─

『ふぁ~・・・おはよう』

『桃香おはよう』

お母さんがにっこり微笑んでアタシの前に朝食のパンを置いた。

『うわぁ♪超おいしそう♪フルーツサンド大好き♪♪』

『おはよう』

『あ!志穂♪おはよう♪今日はフルーツサンドだよ☆』

『ほんとだぁ!!ヤッター☆』

アタシと志穂はさっさと朝食を済ませて身支度を整える。

アタシは洗面所でコテを使って髪のゆるく巻く。

『いいなぁ~♪お姉ちゃんの髪ふわふわ~』

『そうかなぁ??あ!志穂もやったげる♪』

『ほんと~!?』

アタシは志穂の髪をコテで巻いてワックスをつけた。

『できあがり~☆』

『うわぁ・・・アタシじゃないみたい・・・』

『似合ってるよ♪』

『ありがとう!時間だから行くね☆』

『うん♪』

『いってきま~す!』

志穂は嬉しそうに家を出て行った。