「いつからか、医師としてではなく大切な人としてみるようになった」 いつ頃・・・? さぁ。 いつ頃なんかじゃない。 いつ頃、そうなったのもわからない。 「でもあの人は違う。私のために、婚約者と婚約破棄をした」 え? 「残酷でしょう。私は幸輝くんと別れた時、すごく落ち込んだ」 その光景が目に浮かんだ。 「それを見たあの人は、私と婚約した」 五十嵐先生が自ら?