そして…そんなこんなでアタシの塾の初日は無事に終わり… その日はアタシの授業以外入れていなかったため… 授業が終わるとケンシローが家までアタシを送ってくれた。 二人自転車を押しながら歩く夜の道は、不思議な感覚をアタシに味あわせてくれた。 ーーこれが恋ってもん ーーこんなに楽しくて… ーーこんなにときめいて… ーーこんなに優しい気持ちになれ… ーーこんなに熱い。