「じゃ今日はあんまり時間もないから、簡単な三角比のとこ、やろうか」 ーー簡単なケンシローにとっては簡単かもしれんけど…アタシはそれで苦しんでんの それからアタシはケンシロー先生の授業を素直に受けた。 …偉そうに言うだけあってケンシロー先生の授業は数学音痴なアタシでさえも、スラスラ解けそうな気になる位…解りやすかった。 ーーホントにコイツ…めちゃめちゃ頭良いんだ…と痛感させられた。