その頃のアタシはパパが大好きで… まだお父さんが生きていた時は… いっつも 「パパパパ」って、 お父さんにしがみついていたらしい。 そう…お母さんからは聞かされてきたんだ。 お父さんの記憶なんて一つもないけど… どこかでお父さんが… 今でもあの壊れたクラリネットを 吹いてるような気がする。