で…タクにああ言った以上…塾に行かざるを得なくなって…お母さんに頼み込み家の近くにある…個別の塾に通わせてもらうことにした。






それで…今日は最初の授業の日。






部活が終わり…そのまま真っすぐ塾に行こうとしていた。






「マリネ」


「百合…」


「今日から塾は。」


「そう何か気が重いけど…8点じゃ仕方ないし。」


「でも…アンタの数学音痴にもびっくりダワ」


「だよねアタシもそう思う。」


「せめて…先生がイケメンだったらいいのにね」


「うん…。」


「どしたんまだケンシローのこと引きずってんの」


「……」


「いい加減…忘れたらアイツは過去から来た幻なんだって

またすぐ誰か現れるって元気だしなよねっ」


「うん…。」