「マリネ…どうするつもり」



「何が」



「タクのこと。」



「あ…うん…。」



「タクの気持ち知ってるよねマリネ…まだケンシローのこと引きずってるんでしょ」



「うん…。」



「ケンシローのこと…まだ好きなんでしょ」



「うん…。」



「だったら…もうタクに数学習うの止めたら」



「………。」



「じゃないと…タク可哀相だよ。タクは優しいから何も言わないし…多分…マリネの気持ちも解ってると思うし。」



「それでも…嫌な顔一つせずに教えてくれるでしょそういう奴ってこと、マリネも知ってるでしょ。」



「うん。…ごめん…タクに甘えてた。今日から止める。」






マジで…アタシ…何してるんだろ




タクのこと嫌いでもないし…どっちかというと…好きだけど…




“恋”って感じじゃないし…確かにまだケンシローのこと気になってるのは確か。





携帯が鳴る度にケンシローって期待しちゃってる。





ごめん…タク。





曖昧な態度とって。