次の日から部活が終わると毎日、下駄箱のところで巧が待っていて…



帰り道のファミレスでお茶しながらタクに数学を習うようになった。





付き合うとか…そういうのではなかった。




というか…自分だけはそう思っていた。





巧の優しさは嬉しかったし、嫌いでもなかったし…少しずつ巧のことが気になり始めていたが…




それでも…




まだ心のどこかでケンシローからの連絡を待っている自分にも気付いていたし…。





すると…1週間した時、百合に呼び出された。